建物診断

あなたの家、建物は大丈夫ですか

建物は、竣工後、経年とともに劣化が始まり、いづれは保全を行う必要が出てきます。

保全には、維持保全(修繕、更新、点検、診断、保守、クリーニング)と改良保全(大規模改修、模様替え)に分かれます。保全をいつ行うか、その実施する時期によって、予防保全と事後保全に分かれ、予防保全は、予め計画的に決められた時期と手順によって行う保全であり、事後保全は、不具合や損傷が生じた後に、修繕をしたり、交換したりする事を言います。

以下、防水層や外壁面の劣化種類と症状の一例をあげましたので、あなたの、家、建物を一度観察して、当てはまる項目が多ければ、出来るだけ早い時期に計画してはどうでしょうか?

劣化の種類と症状

防水層編 露出防水層の劣化の種類


  • 防水層の破断・破損
    防水層表面のひびわれ、亀裂

  • 防水層ジョイント(接合部)の
    剥離、口あき、ずれ

  • 立上部防水層の
    ふくれ・剥離・ずれ落ち

  • 防水材基材
    メッシュ状のもの・ルーフィング等の露出

  • 表面の劣化01
    砂付ルーフィングの砂落ち・仕上塗料の色落ち

  • 表面の劣化02
    チョーキング(※1)

  • 立上部の隅角部の浮き

  • 押さえ金物・端末シールのずれ落ち
【その他症例】
  • 防水層のふくれ、変形

※1 特に、ウレタン系防水材に多く見られる現象で、表面が劣化し、材料成分がチョークの粉のようなになっている状態。
   手の平で防水層表面を触ると手の平が白くなる。

その他の症状


  • 雨漏れがしている

  • ドレンの流れが悪い、詰まっている

  • 植物の根が防水層を貫通している

  • 水溜りがひどい

上記症状が多く出ている場合は、防水層としての機能が著しく低下していると思われます。
早期に、調査を行い見積・予算検討・施工時期等を検討される事をお勧めいたします。

外壁編


  • 白亜化・チョーキング(※1)

  • 外壁(コンクリート・モルタル)のひび割れ(クラック)、塗料のひび割れ

  • 塗料の剥離・浮き

  • エフロレッセンス(※2)

  • 鉄部(鋼材)のサビ01

  • 鉄部(鋼材)のサビ02

  • シーリング部の劣化

  • 露出鉄筋(露筋・爆裂)(※3)
【その他症例】
  • 塗料の光沢低下、壁のツヤがなくなってきた
  • 塗料の著しい変退色、壁の色が全然違う色になってきた
  • 著しい汚れ、通常の洗浄方法で除去できない塵埃、カビ、サビ等

※1 仕上塗料表面が劣化し、材料成分がチョークの粉のようになっている状態。手の平で塗装表面を触ると手の平が白くなる。

※2 下地の可濃成分が漏水(ひび割れなどからの水の浸入)とともに塗膜表面に折出して、
   空気中の二酸化炭素などとの反応によって難容性の白色物質となって表面に沈着する現象

※3 コンクリートのひび割れなどから、雨水などが浸入し、鉄筋・鋼材をさびさせる。
   さびた鉄筋・鋼材は錆びる事によって膨張し、コンクリートを押し出し欠落又は欠落しそうな状態をいう。